ポータブル超音波硬さ試験機
SonoDur3
SonoDur3(ソノデュオ3)は、FOERSTER(フェルスター)社が開発した超音波硬さ試験機で、UCI法(超音波接触インピーダンス法)を採用しています。
モーター式と手動式の2種類のプローブを用意しており、用途に応じて試験力を選択できます。これにより、アルミ材料などの柔らかい部品から鋼の熱処理品まで、幅広い硬さ試験に対応可能です。
従来品と比較して、ダイヤモンド圧子の耐久性が約5倍向上しており、長期間にわたって安定した試験が可能です。
【準拠規格】
ASTM A 1038
DIN 50159-1/2
*SonoDur2の後継機種です。
SonoDur2の販売は終了いたしました。
引き続き修理・校正及び消耗品の販売は行っております。
製品特長
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微細な圧痕で高精度な測定が可能
試験時にできる圧痕が非常に小さいため、測定対象の表面をほとんど損傷することなく、正確な硬さ試験を実施できます。試験対象に最適な試験力を選択できるため、さまざまな材料や製品の硬さ試験に対応できます。また、試験部位に応じてアタッチメントを装着することで、先端形状を変更できます。これにより、さまざまな測定条件に適応しやすくなります。
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試験方向を問わず、現場試験にも最適
試験方向を問わないため、現場での硬さ試験にも適しています。狭いスペースや複雑な形状の部品にも対応可能です。アルミ材料のような柔らかい部品から、鋼の熱処理品のような高硬度な材料まで、幅広い硬さ試験を実施できます。
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あらゆる硬さスケールに換算可能
試験結果をHV(ビッカース硬さ)、HRC(ロックウェルCスケール)、HRB(ロックウェルBスケール)、HB(ブリネル硬さ)など、さまざまな硬さスケールに換算できます。
用途・対象
・溶接熱影響部の硬さ試験
・浸炭、窒化熱処理およびメッキ処理の表面硬さ試験
・金型熱処理加工品、素材の硬さ試験
・保守点検(引張強度推定)による硬さ試験

製品仕様
試験原理 |
UCI法(DIN 50159-1/2,ASTM A1038に準拠) |
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試験圧子 |
ビッカースダイヤモンド圧子136° |
試験力 |
モータープローブ:1N(0.1kgf), 3N(0.3kgf), 8.6N(0.8kgf) / 手動プローブ:10N(1kgf), 49N(5kgf), 98N(10kgf) |
硬さスケールと試験範囲 |
HV:10-9999 / HB:76-618 / HK:87-920(ASTM140のみ) / HS:34.2-97.3(ASTM140のみ) / HRC:20.3-68 / HRB:41-105 / HRA:60.7-85.6 / HRF:82.6-115.1 / HRD:40.3-76.9(EN ISO 18265のみ) / HR45N:19.9-75.4 / 引張強度MPa(N/m㎡):255-2180(EN ISO 18265に基づく) |
再現性 |
5%未満(HV5, HV10) |
電源 |
充電式(AC 100V) |
操作時間 |
連続操作で8時間以上(システムパフォーマンス、温度、機器の設定に依存する) |
操作環境 |
本体:-10℃~50℃ プローブ:0℃~45℃ 充電:10℃~45℃ |
湿度 |
90%以下、結露無き事 |
寸法 |
本体:164x86x23 mm / モータープローブ:φ32 mm L=190 mm / 手動プローブ:①φ25 mm L=176 mm ②φ25 mm L=207 mm |
重量 |
本体:320 g(バッテリ込) 手動プローブ:280 g モータープローブ:370 g |
表示 |
5″インチカラーTFTハイコントラストLEDバックライト |
インターフェイス |
USB1.1, micro SD-card, WLAN, Bluetooth version 2.1 +EDR, CLASS2 |
防塵・防滴 |
IP65 |
実用例・活用例
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具体的な導入事例については準備が整い次第、本ページにて公開いたします。最新情報をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
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よくあるご質問
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