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TSPとは？
TSP（Tunnel Seismic Prediction）は、山岳トンネルおよびTBM（Tunnel Bowling Machine）による掘削時の地質予測を行うためのシステムです。主に弾性波（地震波）を利用して、切羽前方の地盤状態を把握し、安定性や危険ゾーンを特定するために用いられます。
ワイヤレス測定で設置が容易
ワイヤレスでの測定が可能なため、複雑な配線作業が不要です。従来のTSP303では、ケーブルの配線が大きな手間となっていましたが、TSP603ならその必要がありません。
これによりトンネル工事の効率を向上させるだけでなく、安全性の向上が同時に実現できます。
自立型Wi-Fiネットワークで
安定した通信を確保
TSP603には自立型のWi-Fiネットワークが搭載されており、安定した通信環境を提供します。山岳トンネルのような通信環境が厳しい場所でも、途切れることなくリアルタイムなデータ収集が可能です。
これにより迅速な判断と安全な工事進行をサポートします。
継続的なモニタリングが可能
TSP603は定期的・連続的なデータ収集に対応しており、長期間のモニタリングが可能です。
施工の進捗状況や地盤の変化を正確に把握でき、事故を未然に防ぐことができるため、より安全なトンネル建設が実現します。
非火薬での測定が可能
インパクトハンマー（オプション）を使用することで、火薬を使用せずに測定が可能です。
火薬を使用しないことで、環境への影響を低減し、より安全で持続可能なトンネル工事を実現します。
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