硬さ試験機
e-handy
Portable hardness tester e-handy(e-ハンディ)は、Ernst(エルンスト)社が開発した特許取得済みの革新的なポータブル硬さ試験機です(DIN50158規格準拠)。電気抵抗を測定し、それを硬さに変換する技術を採用しており、従来の試験機では測定が難しかった箇所でも正確な硬さ測定が可能です。
e-handyは、Ernst社の特許技術「イーサテスト」に基づき、電気抵抗の計測を利用した硬さ測定を行います。特殊コーティングされた圧子が試料に貫入し、電気抵抗から表面積を算出することで、正確な硬さを導き出します。

1. 新しい測定ファイルを作成し、測定スケールを選択します。
2. 装置ベースを取り外し、スタンドの上に置きます。
3. 固定ねじを締めます。
4. 圧子に対応する測定サポートを見つけます。
5. 参照サンプルを置きます。
6. マグネティックケーブルをスタンドとサンプルの両方に接続します。
7. 測定表面から最大2mmまで装置を下げます。
8. ウォームギアを締めます。
9. キャリブレーションを選択し、硬度値を設定します。
10 .キャリブレーション曲線を実行します。
11. 測定する荷重値を変更します。
12. 測定する材料の種類を選択します。
13. スタンドの下にワークピースを置きます。
14. マグネティックケーブルを接続します。
15. 装置を下げてロックします。
16. 硬さ試験を実行します。
製品特長
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届かなかった箇所も正確に測定
e-handyは、非常に小さなエリアや他の試験機では届かない箇所の硬さ測定が可能です。これにより、複雑な形状の部品や微細な加工部分の評価にも適しています。
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幅広い金属に対応するダイヤモンド圧子
1つのダイヤモンド圧子で金属の全範囲をカバーできるため、異なる種類の金属材料にも柔軟に対応します。試験ごとに異なる圧子を用意する必要がなく、作業の効率化にもつながります。
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継続的な硬さ測定が可能
e-handyは、さまざまな荷重条件で硬さを継続測定できるため、試験対象の変形や表面の硬度分布を詳細に分析できます。
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表面の熱処理状態を即座に評価
荷重/硬さ曲線を通じて、試験片の表面処理や熱処理の状態を即座に評価できます。これにより、品質管理や製造プロセスの最適化に貢献します。
用途・対象
・ギアの歯面・歯底の硬さ試験
・セレーション部の硬さ試験
・キー溝部の硬さ試験
・コイル状にされた鋼板の硬さ試験
・鋼板のプレス前後の硬さ試験
・金型の複雑な形状をした箇所やカッター部の硬さ試験
・パイプ等の内径面の硬さ試験(オプション:内径φ15mm以上)
・刃物の刃先の硬さ試験

製品仕様
試験方法 |
電気抵抗 |
---|---|
試験力負荷 |
手動 |
試験力 |
9.81N(1kp)~98.1N(10kp) |
硬さスケール |
HV, HRC, HRB, HRA, HRF, HB30, N/㎟ |
メモリ |
16GB |
画面 |
5.9″タッチスクリーン |
外部出力 |
microUSB, WiFi, Bluetooth |
電源 |
100~240V |
準拠規格 |
DIN50157(ASTM E-18/ISO6506,6507,6508) |
実用例・活用例
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具体的な導入事例については準備が整い次第、本ページにて公開いたします。最新情報をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
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