可搬型合成開口レーダ
Hydra-G(ハイドラG)
露天掘り鉱山の法面監視における業界リーダー、IDS GeoRadar社は、切羽変状と法面のリアルタイム監視が可能なHYDRA-Gを開発しました。HYDRA-Gは、IDS GeoRadar社の最先端技術「ArcSAR」を使用し、30秒ごとに最大200メートル離れた位置をセンチメートル単位で計測します。計測精度は0.1mm以下で、非常に高精度な監視が可能です。
HYDRA-Gは、周囲の環境条件(温度、湿度)を自動的に計測データに反映し、データ補正を行います。さらに、光学式と赤外線カメラが搭載されており、撮影された映像を通じて監視領域を目視で確認することができ、データの解釈が向上します。
また、早期警報システムも搭載されており、ユーザー定義に基づいた警報を発令することができます。これにより、鉱山の安全性が大幅に向上します。
製品特長
-
リアルタイムモニタリングとデータ更新
HYDRA-Gは、天候や昼夜を問わずリアルタイムでモニタリングが可能で、30秒毎にデータが更新されます。これにより、常に最新の監視情報を提供し、迅速に対応できます。
-
高精度な計測と広範囲な視野
計測範囲は、100°(水平)と30°(垂直)の視野をカバーし、広範囲を監視します。また、計測精度は0.1mm以下、計測空間分解能は20cm×8cm(100m離れた場所で計測)と非常に高精度です。
-
環境補正機能
HYDRA-Gは、気象条件や温度(-20℃ ~ +55℃)に基づいて、計測データを自動的に補正します。これにより、変動する環境下でも安定したデータを提供します。
-
警報システムとリアルタイム処理
HYDRA-Gには、ユーザー定義に基づく警報発令機能があり、変位値、速度、逆速度などに応じて異常を即座に検知します。リアルタイム処理が可能で、監視結果を素早く確認し、迅速な対応をサポートします。
計測・解析ソフトウェア
予め設定した範囲にレーダを照射し30秒で面計測を行います。 繰り返し計測を行う事で変位値を得る事ができます。
HYDRA-Gで計測したデータを解析する強力なデータ解析 ツールです。
30秒毎に高密度(cm)高精度(<0.1mm)で計測したデータ に環境補正(温度、湿度)を自動で行います。
光学及び赤外線カメラ映像は計測データに取り込まれ、監視 エリアの目視検査を可能にします。計測データは、視覚化され 変状解析が容易にできます。
警報は、ポップアップ、メール、 SMSメッセージ、及びビジュアル警報が可能です。
時系列データ評価3D表示画面より任意箇所の選択を行い、時系列変位量グラフを表示できます。
用途・対象
・露天掘り鉱山での法面監視:鉱山での切羽変状や法面の動きをリアルタイムで監視し、安全性を確保します。
・トンネル建設:トンネル内外で発生する地盤の変位や圧力変化を監視し、早期に異常を発見します。
・土木・建設プロジェクト:斜面や高層建物の基盤などで、地盤の安定性を監視し、リスクを低減させます。

製品仕様
無線周波数帯域 |
76~77 GHz |
---|---|
EIRP パワー |
28 dBm |
変調方式 |
Frequency Modulated Continuous Wave (FMCW) |
極性 |
Vertical |
ゲイン |
17 dBi |
計測精度 |
+/- 0.1 mm |
空間分解能 |
レンジ20 cm, クロスレンジ: 8 m rad ・計測距離10 mの場合;20 cm ×8 cm ・計測距離50 mの場合; 20 cm ×40 cm |
計測距離 |
0 m~200 m (条件による) |
計測範囲 |
120° (水平) x 30° (垂直) |
計測時間 |
-20°C ~ +55°C |
消費電力 |
120 W |
電源 |
110/220V AC 12/24 V DC |
防塵・防滴 |
IP65 |
HYDRA Controller: 計測 & システム制御ソフトウェア |
・セッションセットアップ ・電源供給ステータス ・予備データ3D表面処理 |
HYDRA Guardian: リアルタイム解析 データ解釈 & 早期警報ソフト |
・大気データ自動補正 ・ユーザ定義によるアラーム設定 ・エリア定義に基づく複数アラーム設定 ・3Dによるデータ表示 |
機能紹介動画
-
IDS GeoRadar HYDRA G
よくあるご質問
-
よくあるご質問(準備中)
現在、「よくあるご質問」の内容を整備中です。お客様からいただいたご質問やご相談を基に、順次更新してまいります。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
製品カタログ
上記ボタンよりダウンロードいただけます。